麺一チャレンジ
 〜夢舞台で花と散る!!これが私の生きざまよ!


いよいよ麺一さんにチャレンジ。
当初立てた作戦は・・・
最初に麺を15分でかたづけて、
そのあと25分でスープをごくごく。

麺一さんって、神奈川の溝口にあるから、
きょうの大舞台へは、移動距離ざっと30キロ。
ほしの、アイドルだし、都内から専用車で・・・
とおもってたら、社長、
「アイドルには無意味な試練が欠かせない」
って言い出して、30キロ、自転車でキコキコ移動。
信じらんなーーーーい!!
こんな事務所、やめてやるぅぅぅぅぅ!!!
でもいたいけなほしの、涙目で自転車キコキコ。
3時間かけて、溝口到着。
「大食いチャレンジャー」のかわいさんたちと合流して、
いざ、麺一へ・・・。
夢にまで見た大舞台。
毎日ドキ×2で、この日のコト、考えてたっけ・・・。
自信はないけど、やってきたこと全て出すつもりで、
全力でぶつかるぞっっ!おー!

出てきたラーメン、4.3kg。
すり鉢に入って登場。
すり鉢だから、冷めにくいのね・・・。
熱さとの勝負にもなるのかぁ。
だいたい、こんな量、絶対ムリだって!!
「いきますよー、40分、よーい、スタート!!」
器を持ったら、・・・・・・お、おもいっっ!!
重くて持てナイ・・・・。
でも、おいしいっ!!ナイスなとんこつ味!!
よーし、麺から一気に片付けてやるぅ!!
アイドル魂、全開ッ!!
いっけぇーーーーーーーーーーっ!!!!!!























「社長、私、負けたんですよね?すいません・・・・」
「いい試合だったぞ。ワシは満足じゃ」
「試合のこと、よく覚えてないんです・・・」

以下、社長の大野が、覚えている限り書きます。
当日は、私はタイムキーパーを務めながら、
隣の席でほしのを励ましていました。
開始直後、ほしのは早めの勢いで食べ始めました。
もともと早食いが特に得意な子ではないので、
心配していましたが、順調なペースで麺を減らしていきました。
しかし、さすがに量が多い。
12分経過時点で、ほしのは、
「麺20分に下方修正」
とつぶやきました。
順調に食べつづけるほしの。
当初の目標を下回ったものの、17分くらいで麺を片付けました。
あとはいよいよこってりスープとの戦いです。
胃には大量の麺が入っているため、
傍目にも苦しそうでしたが、着実にスープを減らしていきました。
このとき、正直「ひょっとしたら勝てるのか?」
と期待してしまったのも事実です。
あの子が苦しんでいたのは充分わかっていたのですが・・・。
25分過ぎ、ほしののペースががくっと落ちました。
ほしのは、「社長、何かしゃべって・・・」
と訴えます。苦しいのでしょう。
私も心を鬼にして、ほしのの闘志を奮い立たせようと、
懸命に厳しい言葉をかけました。
あの子も、それによく答えてくれました。
しかし、30分過ぎ、完全にほしののの手が止まりました。
残りのスープは、もう500ccないでしょう。
しかし、いままで、あれだけの量を食べたのですから・・・。
普通のどうでもいい試合なら、ここで私は、事務所の責任者として、
試合を止めるべきだったかもしれません。
しかし、この試合だけは、そういう気分になれませんでした。
ほしのも、手は止まっているものの、
「残り3分になったら言ってください・・・・」
と私に言うのです。
無情にも時間は過ぎていき、わたしは「ラスト3分」
のコールをしました。
ほしのは、最後の力を振り絞って、レンゲでスープをちびりちびりすくい、
口に運んでいきます。
そして意を決して、器を両手で持ち、スープを口に運んだのですが・・・。
ほしのの体が、もう受け付けてくれません。
口に含んだ分のスープを、そのまま器に吐いてしまいます。
もう一度試みたのですが、やはり無理でした・・・。
39分、1分を残していましたが、私もほしのも限界を悟り、
ほしのが「すみません。ギブアップします」
と宣言したのでした。
試合には負けたものの、あの子はよくやってくれたと思います。
今後は、しばらくゆっくり休ませてやりたいです。


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